<日本の歴史>2022.1.30

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日本は「知(し)らす国」。

この「知らす」という言葉を、聞いたことがあるでしょうか。

日本が「知らす国」であること、そして日本の古い神話や祝詞に出てくる「シラスとウシハク」という言葉は、日本が世界に誇れる概念です。

現代の日本人は、「知らす」という言葉を知らない人が多いかもしれません。

社会が大きく変わろうとしている今だからこそ、「知らす」と「うしはく」という言葉を知っていきましょう!

こんな情勢ですが、ちょっと心が楽になるかもしれません。

古事記に出てくる天皇陛下の遠いご先祖様とされる神さまは、「国と一体化すること」を説かれていたのです。

身分の差なく一体化する国、国民を「おおみたから」とする国。

自分を愛するように国民を愛し、国民もまた自身を大切にするように国を大切にする。

そんな国こそが「知らす国」。

日本の原形が「知らす」にあります。

一方のうしはくは、「主人履く」と書きます。

主人が履く(所有する)訳で、一体化するわけではありません。

自分の好きに扱って良いものとして所有するので、酷い扱いをしようと、利用するだけして捨てようと、それは所有者の自由であると見なされます。

昔の大陸で行われていた植民地政策は、この「うしはく」の統治であったと言えるでしょう。

王が国と国民を所有物と見なし、私的に支配し贅沢の限りを尽くし、最後に反乱によって倒れ、力によって新たな王が立ちます。

そして争いと「所有」が繰り返されていたのですね。

日本でははるか昔、古事記の「国譲り神話」によって、すでにこの「うしはく」が否定されていました。

「国譲り神話」と言うと、「あー国を無理やり取られた話でしょ?」と思われがちですがそうではありません。

大国主神が「うしはく」で民を統治した

国は経済的に栄えた

でも「栄えればいいってもんじゃない」と否定

天孫を遣わして国を明け渡すよう告げた

これが国譲り神話の背景だと言われます。

どんなに国が経済的に栄えても、「うしはく」はだめ。

「知らす国」であることの大切さを説いたのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

大嶋陽子さんから送られてきた写真です

 

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世界最古の国、神話が今も生きている国、日本とはどういう国なのか。を学んでいただける講演会になります。

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参加方法:大阪淀屋橋の会場・zoom配・録画

↓参加希望の方はまずこちらにお入りください。

オープンチャット「2/11 和の国 日本の物語(フォーエバー)」

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