日本は「知(し)らす国」。
この「知らす」という言葉を、聞いたことがあるでしょうか。
日本が「知らす国」であること、そして日本の古い神話や祝詞に出てくる「シラスとウシハク」という言葉は、日本が世界に誇れる概念です。
現代の日本人は、「知らす」という言葉を知らない人が多いかもしれません。
社会が大きく変わろうとしている今だからこそ、「知らす」と「うしはく」という言葉を知っていきましょう!
こんな情勢ですが、ちょっと心が楽になるかもしれません。
古事記に出てくる天皇陛下の遠いご先祖様とされる神さまは、「国と一体化すること」を説かれていたのです。
身分の差なく一体化する国、国民を「おおみたから」とする国。
自分を愛するように国民を愛し、国民もまた自身を大切にするように国を大切にする。
そんな国こそが「知らす国」。
日本の原形が「知らす」にあります。
一方のうしはくは、「主人履く」と書きます。
主人が履く(所有する)訳で、一体化するわけではありません。
自分の好きに扱って良いものとして所有するので、酷い扱いをしようと、利用するだけして捨てようと、それは所有者の自由であると見なされます。
昔の大陸で行われていた植民地政策は、この「うしはく」の統治であったと言えるでしょう。
王が国と国民を所有物と見なし、私的に支配し贅沢の限りを尽くし、最後に反乱によって倒れ、力によって新たな王が立ちます。
そして争いと「所有」が繰り返されていたのですね。
日本でははるか昔、古事記の「国譲り神話」によって、すでにこの「うしはく」が否定されていました。
「国譲り神話」と言うと、「あー国を無理やり取られた話でしょ?」と思われがちですがそうではありません。
大国主神が「うしはく」で民を統治した ↓ 国は経済的に栄えた ↓ でも「栄えればいいってもんじゃない」と否定 ↓ 天孫を遣わして国を明け渡すよう告げた |
これが国譲り神話の背景だと言われます。
どんなに国が経済的に栄えても、「うしはく」はだめ。
「知らす国」であることの大切さを説いたのですね。
大嶋陽子さんから送られてきた写真です
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オープンチャット「2/11 和の国 日本の物語(フォーエバー)」
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