ふとした時に、ゾロ目の数字などを見かけるとテンション上がりますね。
「ゾロ目を見た時は天使が後押しをしてくれているサインだ!」という話があります。
今歩いている道が正しいというサインがいつも簡単に見つけられたら。
昔から多くの人がそう考えました。
そこで、考え出されたのがいわゆる「占い」です。
占いたい事象について考えながらカードを引いたり、コインを投げたり、サイコロを振ったりすると、
なぜか、その事象に関係したメッセージや答えが出る。
人類はいつしかこのことに気づいたのです。
宇宙は、私達にサインを出したくてしかたがないようなんですね。
なぜ関係するメッセージのようなものが出るのか?その仕組みについては今もわかっていません。
私達は電気を毎日使っていますが、なぜ電気が機能するのか?
そして電気の正体というものはまだ誰にもわかっていないのです。
正体がわからなくても、役に立つものは利用する。
それが人類のスタンスです。
心理学者の中で最も有名なユングが、易経を研究していたのは有名な話です。
易経は陰陽論の元祖なんですが、ユングはそれを患者の治療に利用していました。
患者と一緒に易を試みると、「いつも適切な指示が得られた」ということをユングは自伝に書いています。
研究を進めるうちに、ユングはついに「集合的無意識」という概念を提唱することになります。
ユングは、
『わたしたちは意識であり、そして潜在意識などの他に、集合的無意識の影響を受けている』
ということを提唱しました。
更には、「それぞれの民族に伝わる神話は、その民族の集合的意識を象徴的に表すもの」だそうです。
それらは、違う民族同士でもどこか似ている話があったりします。
そこには人類共通の集合的無意識がある、とユングは考えました。
普段見えないし、意識も出来ない集合的無意識に、どうやってアクセスすればいいのでしょうか。
答えは簡単です。
いつもつながっているのです。
だから、意識できない偶然性を目の前で演出すれば、必然的に集合的無意識からの答えがでてくるのです。
それを信じる人は、なんらかのメッセージを必ず受け取ることができます。
ユングが夢を重要視したのも、どんな夢を見るかは偶然性に満ちているからです。
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