池川先生の「どーなの?学校教育」
《池川明先生プロフィール》
1954年、東京都生まれ。
帝京大学医学部卒。医学博士。
89年、横浜市に池川クリニックを開設、約2700件の出産を扱う。
2001年、「胎内記憶」について発表、メディアに取り上げられ注目を集める。
現在、お産を通して、豊かな人生を送ることができるようになることを目指し、日本のみならず欧米他世界各地で講演を行ない、世界的にも胎内記憶研究の第一人者として知られている。
著書「子どもは親を選んで生まれてくる」、「ママのおなかをえらんできたよ」、「アセンション!宇宙クリニック」、「女性を悩ませる経皮毒」他多数。
【学習=暗記の弊害】
同じ教材を買ったりセミナーに参加しても、必ず全員が同じ結果を出すとは限りません。
内容は全く同じハズなのに、なぜか結果に“差”が出ます。
その理由に、私たちが受けてきた教育が大きく影響しているのです。
海外の教育では、自分の考えをまとめたり、自分の意見を表現することが重要視されています。
しかし日本の小・中・高校で問われたことは、考えることより暗記することが中心で、
「学習 = 暗記」が基本になっています。
学生時代を振り返ってみて下さい。
テストは暗記さえ出来てれば良い点が取れたと思います。
極端な話、1 + 1 = 2 の答えが〔なぜ 2 になるのか?〕が分からなくても〔 1 + 1 = 2 〕という事さえ覚えていれば良かったのです。
答えが導き出されたプロセスは関係なく、答えが合っていれば高い評価を受けられました。
つまり、暗記さえしていれば、物事に対する本質を理解していなくても優秀だと判断されたのです。
なので、
暗記できる人 = 優等生
であり、
思考 < 暗記
が重要視されていました。
「勉強しなさい!」という親や教師の教えは「なぜそうなるのか考えなさい!」という事ではな
「暗記して良い点をとりなさい!」という意味合いが強かったと思います。
これにより、学習するという事は覚える事という概念が脳に刷り込まれました。
ですが、この覚えるという概念こそが、成功を遠ざける最大の要因になっているのです。
例えば…
サイン、コサイン、タンジェント
オームの法則
遣隋使が派遣されたのは何年?
「防」の左側の部分 「⻏」←なにへん?
これらはきっと、学生時代に一度は覚えたハズです。
正直、これらを覚えた事により、何か人生変わりましたか?
おそらく“NO”だと思います。
社会に出れば「暗記」なんてものは何の役にも立ちません。
更に、インターネットが普及した現代において、暗記することの意味や価値はほとんど無くなりました。
調べたい事があれば、SiriやGoogle先生に聞けば一瞬で分かります。
このように、豊かに暮らすためには、暗記というスキルは必要ないのです。
暗記中心の教育の弊害は、答えだけを覚えるということで、経過について調べたり、結果について考えたりしないため、
暗記して終わりという習慣が身についてしまいます。
ある興味深い例をご紹介します。
あるハウツー本を読んだ2人の青年の数年後の差が大きく開きました。
その理由は、
A君は、「へぇ〜こういうやり方もあるんだな。」と記憶したのに対し、B君は「よし、やってみよう!」と実践し、体感しました。
二人の違いは、A君はそのノウハウを暗記して学習しましたが、B君は試行錯誤し、体験して学習したのです。
経験したことは何年たっても覚えているものです。
そして、 経験が自信につながり、自分の能力を高めます。
昔はスキーを滑れたけど、長い間滑ってないからもう滑れないかも〜
って思ってたけど、いざ、滑り出したら意外に滑れた!
…みたいな経験ないですか?
人間の脳は、覚えるためにあるのではなく、忘れるためにあります。
使わなければどんどん忘れる仕組みなのです。
どれだけ英単語や歴史を覚えたところで、日常で実際に使っていなければ忘れていくように、「いい事知った♪」と思っていても、それを行動に移さない限り必ず忘れます。
スキルというのは、知識を行動に変えた時に初めて習得できるのです。
なので、行動が変わらない限り、学習(暗記)に費やした時間は無駄です。
どれだけ凄いノウハウだろうが、実践しない限りそれはゴミ同然です。
同じ教材やセミナーで、結果を出す人とそうでない人の違いは、その内容を覚えたかどうかではなく、覚えた知識を行動に変えたかどうかという事なのです。
なので、もし現在、自分の望む結果が出ていない場合は、
今すぐ学習に対する定義を変え、一度でも良いから実践するように心がけてみましょう。
「学習 ≠ 暗記」ではなく、
「学習 = 行動に変える」
が重要なんです。
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